コラム

個人事業主の会計ソフトの選び方 お勧めソフトと選び方

前回の記事で会計ソフトの分類や選ぶポイントについて説明しました。

今回はより具体的なお勧めのソフト、お勧めのソフトに絞った選び方について説明します。

会計ソフト三選の詳細

個人的にお勧めできる個人事業主の方向けの会計ソフト3つについて紹介します。

なお、各ソフトにそれぞれいくつかプランはありますが、基本的には最低限の機能が備わったプランを紹介します。

1.やよいの青色申告

おすすめは、「あんしん保守サポート」のベーシックプラン付きものであり、販売価格は12,000円(税抜)です。

「あんしん保守サポート」のベーシックプランでは、下記のサポートがついており、これが通常年間価格12,000円(税抜)のところ、初年度無償となっています。

無料導入サポート3カ月分を含めると、最大で15カ月間「あんしん保守サポート」を受けることができます。

機能等は以下のものがあります。

・次期バージョンアップ版無償提供

・令和2年分 所得税確定申告版提供

・電話/メールサポート

・スマート取引取込

・データ共有サービス

・データバックアップサービス

2.会計freee

おすすめは、スターター(月額980円(税抜))のプランです。

基本機能は以下の通りです。

・確定申告書の作成・出力

・銀行口座やクレジットカードとの同期

・請求書の作成

・メール・チャットサポート

スタンダードプラン(月額1,980円(税抜))よりさらに上のプレミアムプラン(年額39,800円(税抜))になると電話でのサポートがあります。電話サポートが必要な方はやよいの青色申告の方がお勧めです。

3.マネーフォワードクラウド確定申告

おすすめは、パーソナルミニ(月額800円(税抜)または年額9,600円(税抜))のプランです。

機能についての項目が多いので、会計freeeのスターターと比較すると、大きな違いはAPI連携が月100件までという部分です。

その代わり、経費精算や給与計算までプランに含まれています。

パーソナルプラス(年額35,760円(税抜))では、電話サポートが付与されます。

タイプ別お勧めソフトの選び方

・API連携をあまり使わない、電話サポートが欲しい、安く会計ソフトを使いたい

「やよいの青色申告」がお勧めです。ソフトも買い切り型であり、保守が必要なくなれば、保守料金なしで使用できます。

ユーザー数が多く、税理士でも使用している方が多いため、税理士に相談したいという場合、スムーズに相談できます。

・API連携を積極活用したい、電話サポートが不要

「会計freee」のスターターや「マネーフォワードクラウド確定申告」のパーソナルミニがお勧めです。

どちらを選ぶかは画面の見やすさやなどで選んでも構わないと思います。

一人で仕事をするのであれば会計freee、従業員を雇用するなどの予定があればマネーフォワードクラウド確定申告がお勧めです。

以上、2回に分けて会計ソフトについて説明しました。お勧めとして3つのソフトを紹介いたしましたが、その他使用したいソフトがある等ございましたら、遠慮なく弊所まで連絡いただけると幸いです。