先日は、日本政策金融金庫の融資審査のポイントについて、その概要をについて、お話をしました。本日は、人的要素（ヒト）、経営環境（モノ）、経営基盤（モノ）の部分を掘り下げていきたいと思います。

人的要素（ヒト）について、着眼点を見ていきたいと思います。

・信頼性

⇒正直かどうか。信義則は事業を行ううえでも重要な要素である。

・謙虚さ

他人の意見を聴く姿勢はあるか。

・決断力・責任感

迅速な決断を行っているか。失敗を言い訳にしていない。責任を転嫁していないか。

・計数観念

決算の内容・総括と今後の見直しを自分の言葉で説明できるか。

⇒小規模企業の存続の大部分は、経営者で決まる。経営者は小規模企業のエンジンである。

経営環境（モノ）、経営基盤（モノ）について、着眼点を見ていきたいと思います。

・製品（商品）力

市場に受け入れてもらえる(売れる)独自性の高い製品（商品）があるか。

・技術力

他社と比べてどの点に優位性があるのか。それが受注につながっているのか。

・サービス

他社とどこがちがうのか。従業員の質はどうか。

・販路

どうやって販路を開拓したのか。または、これからするのか。それが今後も継続できるか。

⇒小規模企業は決算書にあらわれていない強みを存在基盤としている。紙にまとめるなどを行う。