コラム

日本政策金融金庫_融資審査のポイント_①概要

本日は、日本政策金融金庫の融資審査のポイントについて、その概要をについて、お話をしていきたいと思います。

日本政策金融金庫の融資審査のポイントは、定量的要因と定性的要因に分かれており、定量的要因とは、財務内容(主としてカネ)を見ていくことになります。

財務内容は、大きく安全性、収益性、成長性に分かれており、安全性は、貸借対照表を見ていき、収益性では、損益計算書の2期比較を通して見ていきます。(通常の銀行は3期比較)また、成長性については、将来性を見ていくことになります。

定性的要因とは、人的要素(ヒト)、経営環境(モノ)、経営基盤(モノ)に大きく3つに分かれています。

人的要素(ヒト)とは、経営理念、経営能力・資質・人柄、経営姿勢(意思決定)、家族の協力・後継者の有無の4つの要素から判定することになっています。

経営環境(モノ)とは、競合状況・立地条件、業界地位・将来性の2つの要素から判定することになります。

経営基盤(モノ)とは、付加価値の源泉(技術力・商品料等)、取引基盤(販売・仕入基盤)、ネットワーク(支援者・取引金融機関など)、資金調達力(法人・個人合計の資本力)の4つの要素から判定することになります。

次回は、各項目の細かい点を詳しく見ていきたいと思います。