コラム
日本政策金融金庫_融資審査のポイント_④改善計画のポイント
先日は、日本政策金融金庫の融資審査のポイントについて、先日は、人的要素(ヒト)、経営環境(モノ)、経営基盤(モノ)の部分を説明してきました。
本日は、改善計画のポイントについてお話をしていきたいと思います。
まずは現状分析ができているか?
・何が課題か整理されているか?⇒商品の問題、売り方の問題、人の問題 など
・これまで実行した対策は?その効果は?
収支改善にどう取り組むか?
・売上の拡大⇒価格引上げor数量増加? そのためにどうする?
・経費削減⇒変動費削減or固定費削減? そのためにどうする?
・改善策の実現可能性は? 効果は見込めるか?その根拠は?⇒できれば第三差社の助言を受けたほうが良い
・取りくみ期間中の資金手当ては大丈夫か?
改善策に取り組んだ効果は?⇒①と繰り返すことで「計画」の精度が向上
・目標通りの性格を上げたか?それとも目標を下回ったか?
・下回ったとすれば、その原因は?
一番重要なことは「早期着手」
・「V字回復」は通常、難しい。「小幅改善」で回復できるうちに着手を行う。
・早めに着手すれば、違う方法での着手が可能
・改善見通りに説得力があれば、赤字や債務超過でも融資が可能な場合もあります。
改善計画からは外れますが、複数金融機関からの借入もおすすめしております。
・小規模企業でも、複数の金融機関からの借入が一般的である。
・複数の金融機関から借り入れることで安定した資金調達が期待できる。
・金融機関の特徴に応じて、借入先を使い分けることが上手な付き合い方といえる。
⇒金融機関の選択肢として、
民間金融機関(メガバンク、地銀・第二地銀、信用金庫・信用組合)
保証協会付きまたはプロパー融資
公的金融機関(日本政策金融公庫(国民生活事業、中小企業事業、農林水産事業))
などがあげられる。